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金属にまつわる様々な情報をご紹介。01銅のお話

銅はあらゆる生き物に必要不可欠な元素です。

銅は、人間のみならずあらゆる動物にとって必要不可欠な元素です。人体には、約80〜100mgの銅が含まれており毎日2〜3mgを主に食物から摂取し同量 を排泄しているのが正常な健康状態とされています。人や動物の新生児の銅含有量は、成人の2〜3倍と高く離乳期を過ぎると暫時成人レベルまで低下していきます。発育旺盛な代謝の激しい時期には、多量の銅が必要とされ、妊娠した母親の血液中の銅量が通常の2倍以上にもなるいうデータは、胎児への銅供給から見ても興味深い事実です。銅は、体中の種々の反応を触媒とする様々な酵素の必要成分として機能しています。銅によりこれらの銅酵素と呼ばれる酵素の活性は著しく促進され、触媒体として果たす役割において銅をしのぐ金属イオンはないとさえ言われています。
発育に重要な役割を果たす銅。その含有量は大人の約2〜3倍!

様々な分野で有用な銅の殺菌力(微量金属作用)。

また、銅の微量金属作用として極微量で強力な殺菌力を有することが判っています。病院の扉の把手やプッシュプレートに使われている素材別の殺菌性を調べた結果、黄銅製のものは培養菌がまばらで殺菌性が確認されました。しかし、ステンレス鋼製のものには細菌の非常な繁殖が見られ、この中に変形菌も含まれていた等が報告されています。これらの院内感染の問題に関して、その病原体であるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の殺菌を目的として積極的に銅を利用することにより感染を防止することが期待されています。さらに、最近社会問題となっている乳製品などの食品を製造するプラントのバルブなどに銅を用いることによって、その殺菌性を活用してより衛生的なプラントに作り変えようとする試みが始まっています。

銅は、人体に必要な栄養素、殺菌力を持った有用な元素、熱や電気を効率良く伝える非常に有用な素材等として我々にとって無くてはならない存在です。私達は、このような素晴らしい金属である銅を取り扱うことによって社会のあらゆる分野に貢献したいと考えています。
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